落し物と拾い物
ここ数ヶ月ほど、警察のお世話になることが多いです。
お世話といっても、何か違法なことをした訳ではなく、
落し物関係です。
8月下旬に財布を落として警察署に連絡したり、免許証を再発行してもらったりと、
ちょこちょこ110番を使うことがありました。
ちなみに、手続きをする窓口は会計課なので、直接会計課に繋がる連絡先があれば、そこにかけるのですが、
最寄りの署の場合、110番しかホームページに載っていないため、
落し物をしたぐらいのことで110番するのも、と気後れしつつ電話をかけました。
そして、もう一件は、4ヶ月前。
天気のいい土曜日の朝のこと。
窓の外で野鳥のさえずりが聴こえてきて、
あぁ、春だな〜なんて思いながら、もそもそと9時過ぎに布団から起き上がると、
窓の外の物干し竿に鳥が止まってさえずっていました。
こんな至近距離に野鳥が来るなんて!と、
驚きながらも、スマホでさえずってる鳥の動画を撮影していたところ
ズームしてみると、、、
何か、青い!?
と、野鳥でないことに気づきました。
外に止まっていたのは何とセキセイインコ!
しかもそのインコ、部屋の中の三十路人間に気づくと、まっすぐこちらへ向かって飛んできました。
が、窓が閉まっていたのでごつんと当たってしまい、バタバタ窓の前で羽ばたいていました。
人を見て驚くどころか、こちらに向かってくるあたり、本当に人馴れしていました。
警戒心が皆無だったので、
放っておくと自然界で生きていけないだろうと思い、
とりあえず窓を開けて保護しました。
今住んでいる部屋は9階で、ざっと30m近い高さがあります。
しかも、この辺りは風も強く、ペットの小鳥がマンションの上の階まで羽ばたいて上がってこれる訳はないのでは、と思いました。
だからきっと同じマンションに住む人のペットが逃げ出したんだろう。飼い主ご見つかるまでしばらくの間、預かってあげよう。
ぐらいのつもりでインコを迎え入れました。
インコは本当に人馴れしており、すぐに手や肩の上に乗ってきました。
我が家には小鳥のケージからなんてものはないので、早く飼い主を見つけ出そうと思い、
とりあえず警察署と保健所、マンションの管理会社に連絡してインコを保護した旨を伝えました。
また、マンションの掲示板には迷子インコの張り紙をしました。
警察に電話したところ、土曜日でしたがすぐに担当の警察官の方(若手の女子警察官でした。家でモモンガを飼っているそうです。)がやってきました。
手続きには、インコの写真が必要ということで、警察の方が写真を撮ろうと頑張っていましたが、インコが人馴れし過ぎていたため、
警察帽に止まったり、髪の毛によじ登ったりして一筋縄では行きませんでした。
インコも皆んなに注目されて構ってもらえるのが嬉しいのか大はしゃぎ。笑
結局、写真は動き回ってぶれてしまい撮れなかったので、私が携帯で撮影した写真を撮影して帰られました。
インコを含むペットは「物」というカテゴリーになるようで、拾得物として手続きをとりました。
3ヶ月所有者が現れないと、保管者に所有権が移るようです(手続きが必要)。
動物の場合、保護したときに、飼い主が見つかるまでの間
①このまま動物を預かっても良い(飼い主が見つからなければ自分で飼う)
②3ヶ月であれば預かっても良い。飼主見つからなければ3ヶ月後警察に引き渡し。
③このまま警察に引き渡し。
の3通り(だったと思います)の方法を選べます。
ちなみに引き渡すとなれば、警察でも育てる施設はなあので、保健所に行くそうです。
保健所に行って、一定期間の間に飼い主や貰い手が見つからなければ殺処分されてしまう可能性もある様子。
この人懐っこいインコが殺処分されてしまうなんて!と、
あまりに不憫に思った三十路は、①を選択し、
ミニマリストであることを忘れ、インコのケージと餌とおもちゃ一式を買い集めたのです。
当初100均で買って作ったケージ
↓
現在のケージ
そして、飼主らしい方からの連絡はほとんどなく時が過ぎ、3ヶ月後、インコは晴れて我が家のインコになりました。
インコのことは、当初「ピーちゃん」(仮称)とよんでいたため、名前は「おぴー」となりました。
インコのおぴーはブログでもちょくちょく顔を出します。
今ではすっかり我が家の一員です。
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